トマトが美味しさを増す環境
一年の平均気温が、全国に比べて冷涼な環境にある青森県は、暑い季節も夜にはグッと気温が下がり、昼夜の寒暖差が約10度以上になることがしばしばあります。トマトは、この寒暖差から自らの身を守ろうと、自分の養分をため込む為、このサイクルこそが味の決め手になると言われています。平坦で日当たりの良い畑が多い藤崎町は、養分が作られる為に必要な、日の光が十分に降り注ぐ環境が整っている他、寒冷地特有の昼夜の寒暖差で適度なストレスが加わって、トマトの味わいが引き出されます。
完熟をお届けするための品種選び
藤崎町では、味のバランスが良く人気の高い品種“桃太郎”、肉質がしっかりしていて、酸味も甘みもしっかりと感じられ、昔ながらの味わいと高い評価を得ている“麗夏(れいか)”、の2品種をメインで栽培しています。トマトは完熟すると棚持ちしないと言われ、青い状態で収穫されて、売り場に並ぶまでの過程で赤くするという事が行われている現状があり、完熟したトマトと比べ、味の違いは歴然です。完熟しても流通しやすいという理由から、“桃太郎”と“麗夏(れいか)”を選んで栽培しているため、おいしさが引き出された完熟のトマトを楽しんでいただけるのです。
こだわり品質の加工品
品種を限定し、生食用に栽培されているトマトを絞ったストレート果汁100%ジュースも特産品の一つになっています。塩分や添加物を加えず、生しぼり100%で仕上げた無添加のトマトジュースで、濃厚なトマト本来の味わいが楽しめます。 ジュースに使用するトマトは実がぎっしり詰まったもので、しっかり熟した頃を見計い、収穫して加工しています。そして、瓶詰めしたものはすぐに出荷せずに、味をまろやかにするためにそのまま瓶で熟成してから販売をしています。トマトだけでなく、加工品も素材の良さが引き出るように品質にこだわりをもって作っています。